高名な弁護士さんの話
私の知り合いで、著名な弁護士がおられます。もう、齢70を超えておられ
ますが、今も、第一線で、元気に活躍されています。私は学校の先輩、後輩と
いう関係で、校友会でお会いしてから、懇意にしてもらい、よく、ご高説を世
間話として、承ております。
先生はよく、裁判の本質について、話されます。裁判とは検事と弁護士ある
いは、弁護士同士がリングで戦うスポーツのようなもので、ボクシングの審判
員にあたるのが裁判官だと言われます。
ボクシングでは、よく判定ミスがあるし、他のスポーツでも同様で、最近で
は、アメリカで行われた野球の世界選手権の米国の審判員の判定も話題になり
ました。判定に不服で、よく不公正だとなじる人も多いのに、裁判だけは、判
決は正しいとか、正義が実現されたと思い込んでいる偏見に満ちた人が多いの
は不思議だと言われます。
裁判官といっても、勉強だけで青春を過ごし司法試験に受かって、なった人
が多いので、法律には詳しいが、世間の一般常識には欠けていると疑われるよ
うな言動をする人も多い。また、どうしようもない裁判官が、思想的に偏った
人や、一方的な思い込みや、世間の思いとは、かけ離れた正義感で凝り固まっ
た人で、そんな裁判官に当たったら、災難だと諦めるしか方法はない。
ただ、ボクシングと違って、この審判員は、自分を神様と思い込んでいるか
ら、たちが悪い。その職席上、判断する立場にいるだけなのだということを理
解していない。救いようがない。
裁判員制度の導入は、民事でしたら、お金で済みますが、刑事事件は、人の
生き死に係わりますので、今のような裁判官には任せられないと、実状をよく
把握されていた、さる最高裁長官が判断したからだと。
ちなみに、日本の裁判制度は、3審制だと言われていますが、実状は1審制だ
と考えるべきで、地裁がすべてですよ、特に民事はとおしゃいます。
参考文献
門田隆将 著 「裁判官が日本を滅ぼす」 新潮文庫
柳原三佳、その他 著 「裁判官を信じるな」 宝島社文庫